広州について
    2018-04-10


    (一)地理位置

    広州は「穗」と略称し、広東省省都、全省の政治、経済、科学、教育と文化の中心である。広州市は中国本土の南部、広東省の中南部、珠江デルタの北部に位置し、珠江流域の下流河口に近づく。東が恵州市、東莞市に隣接し、西が仏山市に隣接し、南が中山市に隣接し、北が清遠市、韶関市に隣接し、南海に臨んで、香港やマカオに隣接する。

    珠江口の島々が多く、水道が至る所にあり、虎門、蕉門、洪奇門などの水道が海に流入するので、広州は中国遠洋運輸の良い港と珠江流域の出入口となる。また、広州は京広、広深、広茂と広梅汕鉄道の合流点と華南民用航空交通センターであり、全国各地との連携が密接である。従って、広州は中国の「南大門」と呼ばれている。

    (二)行政区の人口

    広州市は越秀、海珠、荔湾、天河、白雲、黄埔、花都、番禺、南沙、蘿崗など10区と従化、増城など二つの県級市を管轄し、総面積が7434.4平方キロ、人口が1200万人余りである。

    (三)自然条件

    地勢や気候:広州の地勢は東北が高く、西南が低く、丘の麓と流水のそばにあり、北部や東北部が山岳地帯であり、南部が珠江デルタ沖積平原である。亜熱帯モンスーン気候であり、夏の暑さと冬の寒さがなく、雨量が十分で、四季が春のように、花が美しい。一年間の平均気温が22.8℃であり、平均相対湿度が68%、市区の年間降水量が1600ミリメートル以上である。

    広州の水域面積は7.44万ヘクタールで、全市の土地面積約10%を占めている。従化地区で豊富な地下温泉があり、水温が50℃~70℃で、豊富な鉱物質を持っている。食糧作物は主に高品質のうるち米であり、一年二回熟する。経済作物は主に野菜、果物、花などである。広州は「果物の郷」であり、主にライチ、竜眼、バナナ、パイナップル、パパイヤ、スターフルーツなどを産出する。また、広州は「花城」であり、四季が春のようで、いつも花が美しく、花と盆栽が有名で、主に陰生観葉植物、高級の鉢植え花、新鮮な切り花、嶺南盆栽である。陰生観葉植物は全国市場の半分以上を占め、アンスリウム、胡蝶蘭、ポインセチアなど盆栽の生産基地が全国的な生産基地となり、盆栽が欧米など海外市場に販売されている。

    近年来、特に広州の2010年アジア大会とアジアパラリンピックの前後、都市建設が急速に進み、都市の一連の新しいマークが作られ、広州の観光資源を大幅に豊かにした。広州の観光地が多い。そのうち、最も有名なのは、広州タワー、花城広場、海心沙公園、珠江夜間観光、陳家祠、新荔枝湾涌、南沙湿地公園、蓮花山風景区、中山記念堂、黄埔軍校、西漢南越王博物館、琶洲国際展覧センター、華南植物園、従化温泉、番禺香江野生動物世界、宝墨園、北京路商業歩行街、上下九路商業歩行街などである。